歴史を知ろう

東京都23区の水再生センター

東京都23区の水再生センターでは、下水道の仕組みや、どのようにして水がきれいになっていくのかについて、見学することができるようになっています。
見学するためには予約が必要となりますが、1週間前までに見学窓口へ問い合わせておけば、平日の午前9時から16時30分の間で利用することが可能です。
ちなみに、水再生センターは、三河島水再生センター、小菅水再生センター、中野水再生センターなど全部で13箇所あり、見学することができないセンターもあるようです。
そのため、問い合わせの際に確認しておくと良いでしょう。

尚、13箇所の水再生センターには、それぞれ特色があります。

例えば、三河島水再生センターの場合、大正11年に日本初の下水処理施設として誕生し、当時の建物や構造物は、国の重要文化財に指定されています。
それから、小菅水再生センターにおいては、浸水対策のため、早急に雨水を処理することができる技術を取り入れた、珍しい施設として知られています。
大雨が降った場合でも対応することができるよう、雨水の一時的な避難場所としても使用されているようです。

尚、中野水再生センターに関しては、水中に含まれている多くのリンを取り除くために、「嫌気−好気法」と呼ばれる特殊な運転方法を使って、汚水の処理を行っています。
これは、東京湾の水質を保つために行われており、中野水再生センターに限らず、他のセンターでも取り入れられています。

このように、同じ東京都内でも、それぞれの土地の特色によって水の処理の仕方に違いがあり、採用されている水の再生方法も様々なことが分かります。
そのため、1箇所のみの施設見学でも、学んだり楽しむことはできますが、見学が可能なそれぞれの施設を、訪れてみても良いかもしれません。

特に、夏休みなどの長期休暇の際は、子供向けのイベントが盛りだくさんです。
お祭りが行われるセンターもありますので、家族で楽しんでみても良いかもしれません。

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