歴史を知ろう

蔵前水の館

蔵前水の館は、現在も使用されている下水道管の中を見学することができるとして、大変人気を集めている珍しい施設です。
東京都台東区蔵前にあり、無料で利用することができますが、事前に予約が必要であり、土日祝日はお休みとなっています。

地下30メートルにある下水道幹線は圧巻で、巨大な下水管を目の前で見ることができる施設は、東京都内では蔵前水の館のみです。
ただし、下水道幹線まで降りるためには、細い階段を下り続けなければならず、小さいお子さんには少々大変かもしれません。
また、下水道というと、異臭が立ち込めるイメージがありますが、見学者の話によると、そこまできつい臭いではなく、十分に我慢することができる臭いとのことですので、具合が悪くなるようなことはなさそうです。

その他の注目すべき展示物としては、歴代のマンホールがあります。
非常に珍しいデザインのものや、戦前、実際に使用されていたそのままの状態で展示されているマンホールもあり、時代の流れを感じることができるでしょう。
そのため、もしかすると、幾つか見掛けたことがあるマンホールに巡り合うことができるかもしれません。

尚、蔵前水の館は、汚水がどのようにして下水道管まで流れているのかを、リアルタイムで見学することができる施設としても知られています。
これは、蔵前水の館の目玉ともいえる展示物の1つで、必ずチェックしておきたい箇所だといえるでしょう。
下水を効率よく下水管まで流すためには、下水を螺旋状に流していく方法が一番効率が良いとされており、実際に汚水が流れている様子を生で見学することができます。
この他にも、下水道管を掃除する道具や、下水道管にまつわる道具などを間近で見ることができるため、大人でも子供でも楽しむことができるでしょう。

ところで、蔵前水の館は、蔵前国技館の跡地に建設されたこともあり、歴代の有名力士の手形など、相撲に関係する品物も展示されています。
夏休みなどの長期休暇などに、家族で訪れても良いかもしれません。

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