大阪市下水道科学館
大阪市下水道科学館は、全国に点在している水関連の施設の中でも大規模な科学館です。
海老江下水処理場のすぐ側にあり、下水道の役割や仕組みを分かりやすく学ぶことができます。
また、最大の特徴は、アトラクションやゲームが、ふんだんに取り入れられているところだと言えるでしょう。
それでは、特に人気が高い展示物やアトラクションについて、詳しくご紹介していくことにします。
まず、一番の人気が高いと言われているアトラクションは、地下1階にある地下探検強です。
6分程度の乗り物なのですが、行列が出来るほどの人気ぶりで、世界各国の地下の様子を体験することができます。
映像に合わせて乗り物が動くようになっていますので、乗り物酔いに気をつけた方が良いかもしれません。
それから、競い合いながら下水道の構造や仕組みについて学ぶことができる、下水道探検ラリーも人気が高いと言えます。
3つの乗り物が設置されており、映像を見ながら速度や進路を、自由に変更することが可能です。
最終的には、ゴールまでのタイムを競う仕組みとなっているため、まるでゲームセンターにある、バイクのゲームのような感覚で、遊びながら下水道に詳しくなることができます。
また、同様に、遊びながら浸水被害について学べるようになっているのは、浸水対策隊体験ゲームと呼ばれる展示物です。
対策本部から出された指令に従って、大阪の街を大雨の浸水被害から守っていきます。
尚、大阪は、年に数回、集中豪雨が起こる地域として知られています。
そのため、洪水や浸水被害に関する対策は、街全体が力を入れている分野でもあるのです。
大阪の下水道は、最終的に雨水と一緒に処理場へ流れ着くような仕組みとなっていることから、災害が起こらないよう様々な仕組みが設けられています。
以上のような背景から、豪雨体験をはじめ、下水処理の仕組みや管理に関する展示物は、特に力が入れられているといえるでしょう。
この他にも、展示物やアトラクションは多数ありますので、改めて水の大切さを学ぶためにも、家族みんなで訪れてみると良いかもしれません。