水ときらめき紀の川館
紀の川は、雨量が多い川だといわれており、水量が不安定な他、洪水被害が多いことで知られてきました。
そんな紀の川について詳しく学ぶことができるのが、水ときらめき紀の川館です。
紀の川のすぐ側に位置し、紀の川を一望することができるようになっています。
一番の見どころは、やはり魚道でしょう。
魚道とは、魚の動きが妨げられる箇所に設けられた道で、人工的に作られたものです。
紀の川の場合、魚に限らずエビやカニなども利用しているようですが、水ときらめき紀の川館では、実際に魚が泳いでいる様子を、魚道観察室にて見ることができるようになっています。
魚道観察室は、水ときらめき紀の川館から離れた場所にあり、少々歩かなければなりませんが、階段式魚道を通過する魚の様子を真横から観察できる場所は、国内でも数が少ないといえるでしょう。
また、紀の川の階段式魚道は、アユの遡上実績があることでも有名です。
そのため、訪れたタイミングによっては、アユが遡上する様子を間近で観察することができるかもしれません。
その他の展示物でチェックしておきたい場所としては、操作室があります。
紀の川には、一定の水量を保つためのゲートが設けられており、ときらめき紀の川館の中に管理所が設置されています。
こちらも、魚道同様、見学するタイミングによっては、ゲートが上下する様子を見学することができますので、立ち寄るようにしたいものです。
以上、水ときらめき紀の川館についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
季節ごとにイベントが開催されることもあり、ゴールデンウィーク時期であれば、アユの放流などが行われています。
イベントに関しては、事前に告知されるようになっていますので、興味があればチェックしておくと良いでしょう。
今回ご紹介した以外にも、紀の川全体の様子が分かるマップや模型、クイズを楽しむことができるパソコンコーナーなども用意されています。
土曜日と祝日は休館となっているため、平日か日曜日に訪れるようにしたいものです。