歴史を知ろう

長岡市水道公園

長岡市水道公園は、長岡市の水道の歴史を知る上で、大変重要な役割を果たしている公園です。
中でも、水道タンクとポンプ棟は、大正から昭和初期にかけて建てられた貴重な建物で、国の登録有形文化財に指定されており、この2つの建物を保存するために作られたのが、長岡市水道公園というわけです。
それでは、水道タンクとポンプ棟について、もう少々詳しくみていくことにしましょう。

まず、水道タンクについてですが、現在は長岡市のシンボル的存在ともなっており、平成5年までは洗浄用高架水槽として利用されていました。
建物の中は、非常に頑丈な構造となっており、屋外のデッキまで登ると、長岡市を一望することができます。
ただし、中を見学するためには、事前連絡が必要となっていますので、長岡市公園緑地課へ申し込みの連絡をしておくと良いでしょう。

次にポンプ棟についてですが、こちらは一般公開されていません。
稀に、ネット上で写真が公開されているケースがありますが、現在もきれいな形で残されているということは、それだけ構造がしっかりとした建築物である証拠だと言えそうです。

また、ポンプ棟に隣接して発電棟や監視棟も立ち並んでおり、同様に建物の中は見学できないようになっています。
ただし、発電棟に関しては、窓から中を覘くと、多少様子が分かるようになっており、当時の様子を垣間見ることができます。

このように、近代建築の中でも、非常に評価の高い建築物が水道タンクとポンプ棟だといえそうですが、長岡市水道公園は建築物以外にもアスレチック遊具などが設置されているため、親子連れでも楽しむことができる場所です。
30台分の駐車場が用意されている他、終日解放されていますので、天気が良い日に足を運んでみると良いでしょう。
尚、夜になると水道タンクがライトアップされ、幻想的な雰囲気を味わうこともできます。

長岡市の水道の発祥は、中島浄水場です。
その中島浄水場の跡地に作られたのが、長岡市水道公園。
規模の小さい公園ではありますが、長岡の歴史を味わうスポットの1つだと言えそうです。

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