歴史を知ろう

駿河湾の深層水ミュージアム

駿河湾の深層水ミュージアムは、日本で一番深いといわれている駿河湾の深層水について学ぶことができる施設です。
深層水が凄いという情報は、巷でよく耳にしますが、具体的に何が凄いのかについては、あまり知られていないといえます。

そもそも、地球上にある海水の9割以上は、海洋深層水です。
年間を通して温度が非常に低く、日光が届かない位置にあることから、生息できる生物に限りがあり、その分栄養価が高い水だといわれています。
また、浅瀬の海水と比較すると、細菌などが極端に少ないため、深層水は非常に高品質な飲料水として利用できるのです。

以上のような深層水の素晴らしさや凄さを、分かりやすく解説しているのが、駿河湾の深層水ミュージアムだといえます。
それでは、施設の特徴について見ていくことにしましょう。

まず、大きく分けると3つの見学スペースが設けられています。
1つ目が、原水や脱塩水の給水に関連する展示物があるスペース。
2つ目が、映像コーナー、深海生物を観察することができる水槽と標本、展示パネルがあるスペース。
3つ目が、実験や交流を図るスペースです。
展示物の数自体はそれほど多くはないのですが、深海の様子を映像で見ることができる他、深海に棲むタカアシガニなどの珍しい生物を観察することもできるため、大人から子供まで楽しめるといえます。

それから、深層水ミュージアムでは、実際に海洋深層水を汲み上げて使用しており、試飲をすることも可能です。
また、持ちかえりたい場合は、10リットルから1000リットルまで購入することができるようになっています。
当日購入であれば、駿河純水と駿河濃水から選ぶことができ、価格は10リットル100円単位です。
現地でタンクも販売されていますが、5リットルタンクで650円とけして安くはありませんので、持ち込んだ方が良いかもしれません。

このように、普段触れる機会がない深海について触れることができる、貴重な施設となっていますので、静岡県へ立ち寄った際は遊びに行ってみることをおすすめします。

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