さが水ものがたり館
さが水ものがたり館は、石井樋からほど近い場所に位置する施設です。
人々の生活を支え続けてきた、石井樋に関する情報の他、村人達と一緒になって治水事業に深く関わったとされる、成富兵庫茂安に関する資料も展示されています。
それでは、さが水ものがたり館の見どころについて、ご紹介してくことにしましょう。
まず、一番大きく取り扱っているのは、石井樋に関する情報だといえます。
石井樋とは取水施設であり、古くは佐賀城の時代から使用されてきました。
江戸時代の頃、洪水や水不足に悩まされることが多かったため、洪水を防ぎ、川の流れを緩やかにし、水の量を一定にする必要がありました。
そこで作られたのが、石井樋です。
当時使用されていた石井樋は、復元されて、さが水ものがたり館のすぐ側で展示されています。
また、石井樋の工事に深くかかわったとされるのが、成富兵庫茂安です。
水の神様とも呼ばれており、佐賀平野近辺に住む人達が平和に暮らせるようになったのは、成富兵庫茂安のお陰だともいわれています。
そのため、さが水ものがたり館では、成富兵庫茂安の功績や生涯に関する資料も合わせて展示されており、佐賀平野の歴史と一緒に学ぶことができるようになっています。
その他の展示物としては、精巧に作られた石井樋ジオラマも、是非チェックしておきたいといえるでしょう。
様々な角度から、現在の石井樋を観察できるようになっており、どのようにして人々の生活が守られているのかが、一目で分かるようになっています。
尚、子供たちに人気のある、体験コーナーも必見です。
大人も一緒に楽しむことができますので、足を運んでみると良いでしょう。
以上、さが水ものがたり館についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
定期的に子供向けのイベントや、嘉瀬川交流塾などが催されていますので、施設で展示されている資料に興味を持った場合は、イベントを通してより深く学ぶことが出来るようになっています。
また、施設の近隣は、公園となっていますので、自然の美しさを堪能することもできるでしょう。