歴史を知ろう

仙台市水道記念館

仙台市水道記念館は、国の登録文化財に指定された、青下第1ダムのすぐ近くにあります。
主に、仙台市の水道の歴史に関する情報や、水の大切さについて学ぶことができる展示物があり、落ち着いた雰囲気の中で見学することが可能です。

展示物そのものは、それほど多くはありません。
しかし、全部で5つの区域に分けて、水道の仕組みや歴史などについて語られています。

仙台に水道が出来たのは、1923年。
大正時代が、終わりを迎えようとしていた時代です。
当時の状況については、パネルを使って解説されていますが、実際に使用されていた水道管や道具は、歴史の重みを感じさせます。
また、昔は現在のようなパイプ式の水道管ではなく、木で作った水道管を使用していました。
仙台市水道記念館では、木の水道管の一部が展示されていますので、近くで見学してみることをおすすめします。

それから、水道の歴史を語る上でも、外すことができないのは、東日本大震災です。
水道の仕組みについて解説されているコーナーでは、震災当時の被害状況をはじめ、どのように復旧を遂げていったのかについて、写真付きで解説されています。
水道の仕組みを知る上でも、大変参考となる展示物だといえますので、必ずチェックしておきたいものです。

その他にも、パソコンや映像を使って、水道に関する知識を深めるための工夫がなされており、最後まで飽きずに見学することが出来そうです。

ところで、仙台市水道記念館は、大自然で囲まれていることもあり、散策やハイキング専用のコースが整備されています。
コース内には、いくつかの見どころがありますが、間近で見る青下第一ダム取水塔は、大迫力だといえるでしょう。
ただし、行動規制が設けられていますので、ルールを守って楽しみたいものです。

また、季節によっては、熊が出没することもあります。
危険な場合は、散策やハイキングが禁止されることも考えられますので、記念館を見学したついでに、散策やハイキングに出掛けたい場合は、事前にチェックすることをおすすめします。

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