歴史を知ろう

奥多摩 水と緑のふれあい館

奥多摩水と緑のふれあい館は、自然に囲まれた環境に位置し、東京都水道局と奥多摩町の共同施設として運営されています。
水やダムの仕組みについて学べるだけではなく、奥多摩の歴史についても知ることができる施設として、平成10年、奥多摩郷土資料館の跡地に建設されました。
それでは、奥多摩水と緑のふれあい館の見どころについて、いくつかご紹介していくことにしましょう。

まず、一番のお勧めは、奥多摩3Dシアターでしょうか。
大画面で奥多摩の自然を満喫できる他、郷土芸能にも触れていますので、大人も子供も楽しむことができるでしょう。
上映時間は16分程度ですが、館内が混雑した際は最大で13回上映しています。

また、奥多摩は、縄文期の遺跡が発見された地域でもあります。
本格的に人が集まるようになったのは、奈良時代の中期頃といわれていますが、奥多摩水と緑のふれあい館では、遺跡から発掘された土器や、歴史的な資料も閲覧することが可能です。

それから、近隣にある小河内ダムに関する展示物も、見ものだといえるでしょう。
小河内ダムは、日本国内にある水道専用貯水池の中で、最大級だといわれており、東京で初めて作られたダムとしても有名です。
規模の大きさも素晴らしいといえますが、東京都民の生活を支える重要な役割を果たしています。

尚、小河内ダムは、水道水の源となっているダムでもあります。
そのため、水質に関しては、日々厳重な管理が行われているのです。

その取り組みの一つに、水道水源林があります。
水道水源林とは、ダムの周りにある森のことを指しており、水道局が育成や管理を行っているものです。
自然力を借りて水をろ過するだけではなく、洪水や渇水、土砂崩れなどを防ぐ役割も果たしているといわれています。

奥多摩水と緑のふれあい館の1階にて、小河内ダムと水道水源林に関する展示物を見学することが出来るようになっていますので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
奥多摩水と緑のふれあい館の近くには、観光スポットや温泉もあります。
観光も兼ねて足を運んでみると良さそうですね。

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